紅玉屋日記 紅玉屋の今をお伝えします

年明け辺りから正規品の期限切れが訳ありに降りてくるので、変な日本語ですが訳ありの品質があがります。正規品のサンふじも高品質なりんごりだけが残るのでこちらもお勧め。というわけでサンふじおすすめ。
年明けのサンふじはやんわりモサモサな印象がありました。これは水分の減少と細胞の劣化が原因なようで、これは冷蔵していても時間の経過とともに防ぎようが無い。などと解釈されておりましたので、年明けのふじは好事家の嗜み、とも言えるようなりんご好きな一部のお客様向けのイメージが強くありました。

しかしながら近年、細胞分裂を加速させ、細胞の肥大で勝負をするのではなく、もちろん細胞が肥大することは非常に重要な生育過程ではあるのですが、細胞数で品質の向上を狙った栽培方法にシフトしつつありました。栽培方法なんてものは完成することがありません。農業なんてものは資材、肥料、機械など関連企業の影響が大きく、資材が変われば必要な機械が出来上がり、機械が新しくなれば資材の使用量も変わります。肥料も液肥が良いとなれば散布方法も変わります。毎年、これだけ撒けばOK!なんてことはなく、これがいいと思っていたものがアップデートされているなんてことが多々あるのでアンテナは常に感度良く張り巡らせておるわけでございます。

もはやライフワークとも言える新しい資材、肥料、機械探しですが、今にして思えば親父も似たようなことをしていたなぁなどと昔を振り返り感慨深いものがある歳になってまいりました。

サンふじもそろそろ終わりが見えております。今年は食べて美味しい品質のサンふじ、正規品〜家庭用のいいとこあたりでジュースを作る予定です。食べて美味しいりんごを絞ってジュースにするわけですから、りんごを丸ごと一口で食べるようなもの。美味しいに決まっているじゃありませんか。

ご期待ください。

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